日本ではファーザーズ・デイ委員会という団体が「父の日黄色いリボンキャンペーン」を展開していることもあり、黄色が父の日のシンボルカラーになっています。

イギリスでは古くから黄色は身を守るための色として愛されてきました。この風習がアメリカに渡り、愛する人の無事を願う「幸せの黄色いリボン」になったと言われています。南北戦争時代には、兵士の無事な帰還を願って家に黄色いリボンやハンカチを結ぶ伝統が生まれました。

また、黄色は有彩色の色の中でも一番明るい色であることから、色彩学的には知性や好奇心をあらわし、喜びを与える色とされています。光や希望を象徴し、元気づけてくれるのも黄色です。

中国では皇帝や僧侶などの高貴な人が身につける色であり、風水で「西に黄色」は金運のアップの基本と言われるだけに、お金や富にまつわるとして好まれています。

父の日に贈る花はバラ

母の日の花がカーネーションなのはよく知られていますが、父の日の花はバラだって知っていましたか？

これはソノラが父の日に墓前に白いバラを捧げたからと伝えられています。

また、1910年に行われた最初の祝典のときにYMCA（キリスト教青年会）のメンバーが、父が健在のものは赤いバラを、亡くなっているものは白いバラを身につけたからだとも言われています。

しかし、実はカーネーションほど明確にイメージが固定しているわけではありません。

メジャーな白バラをはじめ、豪華なユリやほのぼのとしたひまわりも人気があります。

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